花嫁さんに知って貰いたい事をひたすら書くブログ(筆者の主観)

筆者の主観で、新人花嫁さんに是非知っておいてほしいことをひたすら書き綴るブログです。

結婚式の低価格化の最たるものだが・・・いいのかこれは・・・

「自己資金0で結婚式」

最近格安の婚礼がどんどん広まっていますよね~。

「自己資金0で結婚式」なんて言うフレーズも、電車にのってると良く見かけます。

これぐらいやらないと、挙式をするカップルが減って来ている現在、厳しいのかなぁと勝手に感じてしまうんですが、実際に「自己資金0」の中身はどうなっているんでしょうか?

まともな結婚式が出来るのか、どんな結婚式になるのか、本当に自己資金0円で出来るのか・・・不安は沢山つきまといますよね。

でも、実際に結婚式に参列してみると、多少演出や会場装飾、料理に難はあるものの、結婚式自体はまあ、普通の結婚式なんです。

平均的な大きさの会場で、新郎新婦のアテンド・各卓のドリンカー・司会音響等など、基本的な事は全て付いているんですね。

どうやってこんな結婚式が「自己資金0」になるのか、とっても気がかりですよね。

まあ、調べるまでもないんですが・・・。

低価格を謳えるからくり

「自己資金0」のからくりは、ご存知だとは思いますが単純にご祝儀です。

筆者個人としては、この予算の出し方はどうかと思うんですが・・・予定参列者の人数と関係性から、誰が、どのくらいご祝儀を持ってくるかを合計して、その金額によって披露宴の内容を決めていく訳です。

要は、

「参列者のご祝儀合計」>「結婚式披露宴の費用」

にすることで、自己資金が無くても結婚披露宴が出来るということになります。

そうなると、

「参列者のご祝儀合計」<「結婚式披露宴の費用」

ということも起こりうると言うことですよね。というか実際に起こりまくっているようですが、この場合はもちろん新郎新婦の負担になります。

 怖いよ・・・予想予算で結婚式

決まっていないご祝儀の合計額で予算を決めると言うシステムが本当に怖いです。

予定通りにご祝儀が集まれば、特に何もなくその後を迎えるんでしょうが、万が一ご祝儀が足りず、自己資金を請求された場合、予定よりも少ないご祝儀を払ったゲスト探しが始まる思うんですよね・・・。

平均的なご祝儀の額はまあ、30代前後なら友人で3万円が相場でしょうか。仕事上の上司ともなれば、計算の段階で10万円とかで計算している場合もあるでしょうし、ご親族の中にも、予定よりも少ない額のご祝儀の方はいると思うんですよね。

その場合に心に残るシコリの様なものを考えると、怖くてしょうがないです。

 

低予算の結婚式(式場ウェディング)

参列者50人として、ご祝儀合計180万円で予算を組むとします。

さて、その180万円で出来る結婚式の内容ってどんなものになるんでしょうか?

色々と調べた結果から書きますと、色々と諦めなければなりません。

中でも、特に単価の高いお料理は、平均の物から更にグレードを落とす必要があります。基本的なお料理の一人あたりの単価平均は1万5千円位ですが、高くとも1万円以内には抑える必要があり、場合によっては飲み物の種類も抑える必要があります。

次に来るのは会場装花、テーブルに飾るお花です。これらも何気に高額商品で、グレードアップは諦めなければいけません。

これらをふまえて、人数と予算から、パッケージされたものを提示されると思います。その中で、少しずつ足したり引いたりを繰り返して、最終的な見積になっていきます。

 

結婚費用の平均の約半額・・・?

ゼクシィ情報ですが、現在の結婚式費用の平均が、344万円だそうです。

それから考えると、予算の180万円というのは、かなり低いということになります。

もちろん平均なので、500万円位上の方も大勢おり、100万円以内の方もいることと思いますが、その平均値にはゲストの数が入っておらず、50人規模の結婚式の費用は、多分平均値より少し安い程度の金額が掛かると思われます。

仮に50人規模の結婚式の金額を平均より少し安い300万円としても、それよりも更に120万円価格を抑えた結婚式になる訳です。

いかに格安結婚式とは言え、実際に商品の単価が安いわけではなく、色々とそぎ落として最終金額が安くなっている訳ですから、内容はどうしても見劣りしてしまうと言う現実があります。

 

筆者の結論

結婚式を行っている会社さんは沢山あり、選択肢も多種多様になってきています。

その中でも今一番注目を集めている「低自己資金結婚式」は、確かに結婚式を挙げるという目的を叶える為の最も入りやすい入り口になっていると思います。

しかし、結婚式を挙げる事を最終目的に置くのは少し違うような気がします。

低価格を実現するために、いろんなものを削ぎ落として結婚式を挙げさせるスタンスでは、ゲストに対して、満足度を高める事には繋がっていないね・・・と強く感じる今日このごろです。